支持政党

こまけーことはわかんのだけどさ、
集団的自衛権は必要
・でも、そもそも自衛隊違憲だから憲法改正したい
・金融緩和は必要
トリクルダウンは起きないから再配分がもっと必要
・教育は無償化すべき
・でも、大学はこんなにいらない。
社会保障が充実するなら消費税はもっと上がってもいい
と、思ってるんだけどさ、どの政党支持したらいいの?

ABAの大原則

子供が課題をこなせない時は、子供の問題ではなく、親のやり方が悪いからで、主にスモールステップが足りないからだ。
わかっちゃいるんだけど、難しい。
こんなこともできないのか、って思ってしまう。
でも、冷静になれば気づくことができる。
親子で少しずつ成長していくしかないな。

はてな党

衆院選では自民党が単独で定数の2/3を伺う勢いらしいですね。そりゃそうだ。金融緩和をしなくては日本は沈むしかないって有権者の誰もがわかっているのに、金融緩和に賛成な主な野党は、集合離散でイメージの悪い維新の党と、2世代前くらいのおじいちゃんの集まりの次世代の党くらいしかない。本来の衆院選の論戦として望ましいのは、どの政党もアベノミクスの3本の屋には基本的に賛成で、その中身とか再配分とかそういったところで主張を戦わせてほしいのに、金融緩和自体がダメだっていうのは何なんですかね。そんな政党には投票できないですよ。

でもね、自民党に諸手を挙げて全部賛成かって言ったら、皆そんなことないと思うんです。
保守主義って何なのかよくわからんですけど、3世代同居な家庭が当たり前で、そこから外れたシングルマザーやシングルファーザーの家庭の困窮は自己責任って理由で放っぽりだして、自閉症は親の愛情不足のせいで増えてるから抱っこしてりゃあ治るんだって思ってるんでしょ?そういう昭和脳はもういらないです。子供が安心して育てられる・育つ社会にして行きたい、変な思い込みじゃなくて、科学的論拠に基づいて様々な社会問題に取り組んでほしいんです。
再配分はもっと必要ですよ。頑張ってたくさん稼いだらその分税金を取られるのは不公平ですか?そうですか。じゃあ、親の所得次第で受けられる教育レベルが変わってしまうことにより階層が固定化するのは不公平じゃないんですか。貧乏の子は末代まで貧乏じゃなきゃいけないんですか。自分がお金持ちじゃないからのポジショントークかもしれないけど、私の望む国のかたちは、超お金持ちにはなり辛いけれど、どんな生まれの子供達も同じようなチャンスが与えられ、同じように希望を持てて、同じように職業選択できる国がいいなーと思うんです。私には子供がいて、上の子は軽度の自閉症なんですけど、子供たちはとてもとてもかわいらしくてとてもとても愛おしく大切な存在なんですけど、こういう記事
を見ると、とても心が苦しくなります。
朝日ならではの一部を切り取った煽り記事なんでしょうけど、子供の貧困が増えていることはどうも事実のようですよね。保守政党が格差解消に本気を出してくれるとは思えないです。子供が希望を持てる国になってほしいです。小学生の将来の夢の上位に公務員が入るような国は嫌です。

再配分を謳うって言っても既存のリベラル政党は明確な財源を示せないクソばっかりじゃないですか。でも、以下のように最近はきちっとした見識を述べられるリベラルな方がいらっしゃいますよね。
アラブの春じゃないですけど、SNSの力で日本にも新しい政治のムーブメントが生まれたりしないですかね。
新しいリベラルでも強くて優しいリベラルでも経済リベラルでも現実派リベラルでも何でもいいんですけど、現実を踏まえた上でしっかりマクロ経済理論に基づく景気対策はして、特定団体から支持を受けるんじゃなくて信念に基づく国家観に支持が集まるような、自民党の対立軸になるような、そんな政党はできないものですかね。
web上で素晴らしい見識を述べている方々をまとめ上げて神輿に乗れるようなそんな改革者は現れないですかね。
はてなーはリベラルなIT技術者かおおいんですよね。
どうですか、新党「はてな」!!

ママ、頑張ったよ。

うちの自閉症の息子ちゃん2歳9ヶ月。療育を始めて一年が経った。
いつも療育エージェンシーでのセラピーの後は、「息子ちゃん頑張った?」「頑張ったねー」と言っていたのだが、前回いつも通りそのように褒めていると、「頑張ったよー」と息子ちゃんが言った。
こちらが言っているので、エコラリア的なことで言っているのかな、と思っていたのだが、今日の家庭での療育の後に、自分から、「ママー、頑張ったよー」と妻のところに走って行った。
これは感動したね。凄く嬉しかった。
凄い嬉しかったのだけど、なんでこんなに嬉しいのか自分でもすぐには理由がわからなかった。

嬉しい理由を考えてみると、息子ちゃんから、「人と人のコミュニケーション」をはじめて感じ取れたからなんだな、とわかった。

これまでだって、「あ、電車ー!」とか、「あまーい」とか「これおいしい」とか「ジュースをちょうだい」とか、発語は出てきてたんだよ。教えてるしね。
でも、「ママ、頑張ったよー」っていうのって、頑張るっていう抽象概念を理解して、それを褒めてくれっていう要求だよね。これは「あまい」とか「ちょうだい」とかそういう単純なのとはちょっと違うし、なんというか、凄い普通の子みたいというか、その当たり前の人と人のやりとりみたいのを感じられて感無量になったんだなと思う。

まだまだ、今後集団指導をどう受けるかとか、下の娘ちゃんのこととか、悩ましいことは続いて行く。
でも、もし過去に戻れるとしても、娘の誕生よりも前に戻る気はしない。
妻と子供たちのいない生活は考えられない。
今はちょっと大変だけど、渦中にいると大変さに飲み込まれてしまいそうだけど、妻と支え合って子供たちの笑顔に励まされて、どうにかこうにかやっている今の生活は、きっと後から考えれば一番幸せな時間に違いない。

正しさにえぐられる

上の子にかまいすぎで下の子がかわいそう?

そんなのわかってんだよ。上の子は自閉症なんだよ。下の子にだって可能な限りの愛情をそそいでいるし、関わりを持つようにしてるんだよ。これ以上どうしろっていうんだ。

幼児に療育なんてかわいそう?他の子は遊んでるのに?

わかってるよ。上の子はめちゃくちゃ頑張ってるよ。だから、なるべく楽しくセラピーできるように努力しるよ。でもそれだけじゃ成り立たないんだよ。療育することで確実に理解が広がり、将来の可能性が広がるんだよ。強制的な教育がかわいそうだっていうなら義務教育も廃止するように言えよ。バカか?

しつけが悪い?

自閉症は先天性だ、この無知が。俺たちはなぁ、お前らみたいな自分の既知のことでしか判断できない白痴と違って、自分の子供と誠実に向き合い、手を尽くして調べて調べて、専門医にかかり、療育機関にも通い、現時点で科学的に最も根拠が豊富な療育をしてるんだよ。死ぬまで自分の世界だけだものを見てろよ、バカが。

子育てなんてできて当たり前だ?みんなやってきたんだ?

はぁ?祖父母の手を借りてだろ?景気も良かった。先は希望に満ちていた。子供も多く、社会も未成熟でいろんなものを容認する空気があった。お前らなんかに現代の子育てなんかできないよ。

子供つくったんなら責任とって当たり前?

ああ当たり前だよ。でもなんでお前らにそんなこと言われなきゃならんわけ?子供のために全力を尽くしてたって、どんなにがんばったって、それに子供が応えてくれないことなんていっぱいあるんだよ。それにイライラしちゃいかんのか?全部飲み込まなきゃならんのか?つらいって言っちゃいかんのか?

わかってんだよ。全部わかってんだよ。そんなの言われなくても知ってんだよ。いちいちゴチャゴチャ言ってくんな。頑張ってんだよ。かわいそうなくらい頑張ってんだよ。親は総辞職も解散もできねーんだよ。

社会全体で助けてくれよ。子供は未来なんだぜ。希望なんだ。産業も内需も将来を支えるのは子供なんだぜ。大事に大事に特別扱いして当たり前なんだよ。できなきゃこの国はもうおしまいだ。

自閉症療育生活 その1

息子は自閉症だ。

自閉症って聞くと、読んで字のごとく自らに閉じこもって無反応な子供を想像するかもしれないが、そんな感じではない。

自閉症っては最近は自閉症スペクトラム障害(ASD)と呼ばれていて、正常から最重度のカナー型自閉症へと明確な境界はなくスペクトラム状にひと続きの障害を示す一群として扱われている。

カナー型ってのが、普通の人が想像しやすい最重度で典型的な自閉症のことだ。

うちの子は比較的軽度な部類なのだろうが、今のところの診断名は表出性言語遅滞と診断されている。言葉の理解はまずまずだが、自発言語が少ないってことだ。診断名は年齢が上がると変わる可能性がある。例えば高機能自閉症とかね。

うちの子は今2歳8ヶ月。

乳児の頃から目が合わず、物を目で追う様子もなく、普通の子供に比べると笑うことも少なかったが、手のかからない楽な子だった。

私は男で、乳児と関わった経験はなかったので、こんなものなのかな、と思っていたのだが、妻は早々に発達障害を疑っていた。

発達障害っていうのは、まぁ自閉症と同じだと思っていいと思います。おそらく今後使われなくなっていく用語だと思います。

妻から再三、普通でないかもしれないと言われたが、私はまぁこんなもんだろ、と思って当初聞く耳を持ちませんでした。

1歳半健診で何か言われたら考えればいいじゃん、と思っていました。

後から考えるとこの考えは、とんでもない間違いでした。1歳半健診は身体的な発育の異常は漏らさず見つけられると思いますが、自閉症に関してはまだまだ医者・看護士・臨床心理士などの医療者側の認識が低く、「もう少し様子を見ましょう」で済まされます。様子を見るというのは何もしないということと同じであり、二度と取り返しのきかない貴重な時間を無に帰してしまいます。子供を守れるのは親しかいません。親が自分で調べて勉強してその時点で最善な対処をしてあげるしかないのです。医療者は頼りになりません。自閉症に関しては無知な人の方が多いです。

で、何がきっかけで私自身が息子の異常に関して向き合えたかというと、それは自分自身の親、息子から見ると祖父母の指摘です。

ある日、父からまじめな声で電話がかかってきました。「お前だけでいいから実家に帰って来い。大事な話があるから。」といわれたのです。私は妻から再三息子が発達障害かもしれないと言われていたので、すぐにそのことだとわかりました。その電話で、「もしかして、息子が発達障害かもしれないってこと?」と聞くと、「そうだ。」と言われました。

私には姉がおり、いとこもたくさんおりますが、両親が言うには、「今までみてきたどの子供とも決定的に違う。おかしい。」ということでした。

自分の両親からそこまで言われたことで、ようやく息子の異常に向き合った私は自閉症に関してwebや本で調べだします。

 

 

つづく

 

私は医療者ではありませんので、用語の使い方等に正確でないところがあるかもしれません。ご了承ください。ご指摘いただければ訂正いたします。